八つの糖鎖栄養素

糖鎖をつくる「糖」って?

糖鎖を理解するためには、まず糖(糖質)について知っておく必要があります。

一般に炭水化物というと、でんぷんを思い浮かべます。でんぷんはブドウ糖という単糖(最小単位の糖)がいくつもつながったものです。

ブドウ糖は細胞内で燃やされ(加水分解され)、そこからエネルギーが取り出されます。私たちはこのエネルギーをすべての生命活動のエネルギー源としていますから、ブドウ糖こそもっとも大事な栄養素といえるでしょう。

けれども糖は、ブドウ糖だけではありません。一般に糖というのは、私たちがなめて甘く感じる物質をいいます。これ以上分解されると糖とはいえなくなる最小単位の糖を単糖といいます。

ブドウ糖や果糖などには単糖類で、単糖が二つ結合したものが二糖類で、ショ糖(砂糖)や麦芽糖、乳糖などがこのグループです。

さらに単糖が多く、10個までをオリゴ糖、それより多い糖を多糖類と呼びます。グリコーゲンやデンプンはその仲間です。

糖鎖栄養素を効率よく摂取する

免疫力も自然治癒力も十分な栄養摂取から

ご飯はでんぷんが主成分で、これは多糖類です。でんぷんはブドウ糖の結合したもので、よく噛んで唾液と混ぜ合わせると、甘く感じるようになります。これは唾液に含まれる消化酵素がでんぷんを分解して一部を麦芽糖にまで小さくしたからです。
小腸ではすい臓から分泌されるアミラーゼという消化酵素がブドウ糖にまで分解して、そこから体内に吸収されます。

自然界に単糖はたくさん存在します。しかしでんぷんがわずか1種類の単糖(ブドウ糖)でしか作られていないことからもわかるように、私たちの体は意外にもごく限られた単糖しか摂っていないのです。

お米でも小麦でも砂糖でも、精製してしまうと純粋なでんぷん、ショ糖だけとなり、いくら分解しても摂れるのはブドウ糖と果糖だけです。りんごも以前は皮のついたまま食べていましたが、いまは農薬を恐れるのか皮ごと食べる人はほとんどいません。ほかの果物や野菜も同じで、食べているのは単糖です。

牛乳の主成分の乳糖は、ブドウ糖とガラクトースという単糖が結合した二糖類です。これを腸内で分解するのがラクターゼという消化酵素です。赤ちゃんのときはラクターゼがたくさん分泌されて消化吸収が活発に行われますが、成長するとともにラクターゼ活性は低下し、乳糖を消化しにくくなります。大人が牛乳に弱いのはこのせいです。

人の生命活動に欠かせない、8つの糖鎖栄養素

糖鎖の研究が進むにつれて、人類にとって必要な糖鎖の材料になる単糖の種類がわかってきました。それがグルコース、ガラクトース、マンノース、フコース、キシロース、N-アセチルグルコサミン、N-アセチルガラクトサミン、N-アセチルノイラミン酸の8種類です。

糖鎖の材料として必要な8種類の単糖を十分に摂れないとき、体は足りないものをブドウ糖やガラクトースなど余分になる単糖を材料に、体内で合成していると考えられます。

しかし体内合成には酵素やエネルギーが必要です。補酵素のコエンザイムQ10も多量に必要になります。けれどもそれらの酵素やコエンザイムQ10も、材料となるアミノ酸の不足や活性酸素対策に使われて、体内合成には十分ではないと考えられるのです。

「糖鎖で元気」は、日常の食事で摂る事が難しい糖鎖栄養素を補給できるサプリメントです。

生命維持に欠かせない8つの糖鎖栄養素

コラム:血液型も糖鎖で決まる

目の色、耳や鼻の形など、親のもっているさまざまな特徴が子供に伝わることを遺伝といいますが、血液型も遺伝子の産物です。

1900年に、ウィーン大学教授のランドシュタイナー博士は、人の血液が O, A, B, ABの四つの型にわかれることを明らかにしました。このABO式の血液型は、赤血球の膜の上にある、糖タンパク質の糖鎖部分の構造の違いによって分類する「糖鎖血液型抗原」とよばれる血液型で、違いの根拠は糖鎖の構造の違いにあるのです。

その違いは単糖が一つ増えるといった、驚くほどわずかなもので、O型の糖鎖にガラクトースが一個つくとB型になり、N-アセチルガラクトサミンが一個つくと、A型、両方つくとAB型となります。

しかし、この小さな変化が輸血で拒絶反応が起こるほど重要な血液型の違いを決めていることまで考えると、糖の役割がいかに大きいかということです。

糖鎖で決まる血液型
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